2017/03/17

Hater - You Tried 〜お気に入りのハンバーガー屋は何だか違うぜ論〜

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いい。なんだかとても、やっぱり凄く、特別だって思えるような、そんな気がするこのアルバム。

AlvvaysにAmber Arcades、つまりはオーガニックなハンバーガーショップ的なそのライン。気取らずそれでいておしゃれで、そしてしみじみといい。これだと売りにするような派手さはないけれど聞いていていいと頷いてしまうような瞬間が何度もある。だからお昼はここだと決めている、とそんなことを言って毎日通ってしまいそうな気配がある(いつでも聞いているalvvays)。

スウェーデンって言われても全然そんな気はしないけど、でもAmber Arcadesもオランダ人だしな。世界は良質なハンバーガー屋さんをを求めているのかもしれない、ハンバーグ・ハンバーグ氏の意見を求む。



 
Hater - "Had It All" (Official Audio)



Amber Arcades - Turning Light (Official Video)

インディのギターバンドなんてそれこそカフェで提供されるサンドやらバーガーやらチップスだとかと同じで、似通っていて一見どれも一緒のように思えるのだけれど、それでも何度か行くうちに好きな店と嫌いな店が出来て、次第にお気に入りの店が出来上がる。

その違いは何かと言われたら、味はもちろんだけどロケーションや店員、店の雰囲気といった居心地の良さも重要で、それが良質なメロディのバーガーを一層おいしく感じさせるんじゃないかって気がする。特別感とはそうプラスアルファ、ちょっとの違いが大きな違いでその違いこそが全てを変える。

あぁそしてやっぱりいつでも聞いているAlvvays。


Alvvays - Adult Diversion (Official Video)


Hater - "Cry Later" (Official Audio)


たぶん特別感とはこうして出来上がるんだろう。別にその店じゃなくても構わないけど、そこに行きたい聞きたいって思わせる魅力。店のロゴ入りのグッズを集めてしまったり、ポイントカードを財布に忍ばせていることで満足感を得られるようなそんなお店。誰かに紹介したいけれど、でも秘密にしてもおきたい、そんな特別感がHaterにもある気がする(Haterって名前だけど好きだぜHater)。

これは毎日通ってしまうかもしれない、そんな気配がやっぱりある。そうしてお気に入りの店員の女の子が出来上がって、その子に会うために毎日通って次第に何が目的なのかもわからなくなって、よくわからないけどなんだかこの場所が好きっていう特別感だけが残るのだろう。そんなことを繰り返して、女の子が変わって辞めて傷つき泣いて、いつかこれもいい思い出だって言えるようになるのかな?と考えすぎてそんな月9ドラマみたいな境地にたどり着いて……ってもうわけがわからない。

とにもかくにもこれは繰り返し聞いても飽きないそんなオーガニックな特別感溢れるアルバムだってそう僕は言いたい。この良さがわかるかい、ハンバーグ・ハンバーグ氏?








2017/03/09

Sleaford Modsを聞いて思うこと 〜観客席のヤジとネーミングライツ〜

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週に百ポンド?週に百ポンド!おまえを見に来た俺のほうがもらうべきだぜ
                         
                                                  
                                                -ニック・ホーンビィ ぼくのプレミアライフ-


Sleaford Modsの音楽を聞くといつもニック・ホーンビィの本に出てきたこの言葉を思い出す。
それは新しいアルバムの曲を聞いても同じで、スタジアムでやじる観客を具現化した姿がSleaford Modsなんじゃないかって思ったりもする(いやマジで)。パブでもいいけどイングランドのフットボールファンってたぶんこんなだよな、そんな想像上のSleaford Mods、怒りを抱えそれを吐き出し、そして飲む。



Sleaford Mods - Moptop



歌詞をしっかり理解できてはいないけれど、それでも伝わる愛憎交じったこの怒り。ヒップホップのそれとはまた違う、イングランドのそれはたぶんフットボール文化と無関係じゃないんじゃないか?毎週のように俺たちをイラつかせ、傷つけ、歓喜させるモノ、暴力性とインテリジェンスの危うい調和、魔法使いのボンクラ、攻撃性の裏側に潜む弱さ、それこそThe Streetsなんかでも同じ事が言えるような気がする。直接的ではなくともその影響は少なからずあったはず。なぜならフットボールスタジアムほど市井の人々の感情が入り交じっている場所はないのだから(とぼくのプレミアライフに書いてあった)。


Don't Mug Yourself - The Streets


ヒップホップにガラージ、それぞれにはそれぞれの問題がある、地球もそうだし人間もそう。ボクにはボクの、キミにはキミの、ヒトにはヒトの……蒼井優だってきっとそう言う。





しかしSleaford Modsには一度アップトンパークかどこかの観客席でライブをやって欲しいな。観客の方が逆にピッチにいたり後を取り囲むようにしてたりするようなそんな形で。こんなのもう試合後のフットボールファンの集まりとなんら変わりがないじゃないか(動画はあえてのスパーズファン)。




アップトンパークって言えば建物自体もうないのかな?あそこのスタジアム好きだったのに。シャボン玉と相まっていかにもな下町感が出ててテレビの画面を通してみても凄いなって感動したもの。

同じようにピンチョンの逆光を読んだ時にアールズコートの観覧車からアップトンパークが見えたっていうくだりが出てきてなんだか感動したのも覚えている。19世紀末から20世紀初頭が舞台の話でアップトンパークって名前が出て来て、そういえばそんな時代からあったんだっけなって、クラブとスタジアムの歴史の重みをその言葉から感じた。

様々な思いが交錯し刻みつけられた場所っていうのはやはり特別で、言葉ひとつで魔法のように自分のそしてどこかで手に入れた他人の思い出があふれ出す。

そういう風に思っているからまぁ色々あるけど、ネーミングライツを歓迎するって強く言えないんだよね。金銭的には大歓迎なんだろうけれど、そういう重みがなくなってしまうような気がしてなんとも複雑。

例えば僕にとってはいまだにエティハド・スタジアムはシティ・オブ・マンチェスターだもの。

シティ・オブ・マンチェスター、その地で初めてスパーズがCL出場を決めた。クラウチが最後押し込んで、直接のライバルからCL権をもぎ取ったあの日の思い出。それがシティ・オブ・マンチェスターっていう名前の中に内包されているなんて思ってか思わないでか、とにかく最初に出て来るのはシティ・オブ・マンチェスターっていうその言葉。



でも数あるネーミングライツのスタジアムの中で、フクアリだけは別だって思うのはきっとフクアリが最初からフクアリとして存在していたからなんだろうな。まぁ略語だっていうのもあるんだろうけれど、途中から無理矢理変えたものじゃないっていうのが大きいんじゃないかって。もっと言えば市原だけだったホームタウンが千葉市も加えたものに拡大されたっていうのが理由なんだろう。極端なことを言えばそこでクラブの歴史が再編されたっていう感じもする。

とにかくフクアリの歴史は一から作られたものだから、その名前を否定したくなる気持ちは起きない。このあたり芸能人の改名とかの場合はどうなのかちょっと気になるけど(でもやっぱり前の慣れ親しんだ名前で呼んじゃうな)まぁいいや。


とにかく脈々と受け継がれる歴史って言うものは言葉に出て、言葉は時代の空気を表している、なんてことをSleaford Modsを聞いて思うのです。飲んでても飲んでなくてもくだを巻くその種の人たち、最高だ。



Sleaford Mods - Tied Up In Nottz







2017/03/05

JW Ridleyとヌーヴォー・ニュー・ノイ

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まだ一曲しか出ていないけど聞けばわかる、新しい波がすぐそこまで来ているのを感じる、JW Ridley。百聞は一見にしかず、でも聞かなくたってこの写真一枚でいいのがわかる。このいかにもなアートスクール感、最高だ。

推進力のあるNEU!的ハンマービートに男の子の名前はみんなパトリックっていうの的スミスの影響下にありそうなやや粘り気のあるヴォーカル(何でもスミスっていえばいいと思っているところはある)これで悪いわけがなく、繰り返し繰り返し何度も聞いてしまうな中毒性がこの曲にはある。


JW Ridley - Everything (Deathless) (Official Audio)


おそらく一番似ているのはDIIV。でもやはりどこか違う。きらきらもしているけれどDIIVのそれとは違う匂いのきらきら感。どんよりとした湿った空気の輝き、これは国の違いが出ている感じがして面白い。このご時世に国がどうとかいうのもあれだけれど、しかしやっぱりどこか匂いが違う気がする。


DIIV - Dopamine (Official Single)


NEU! - Hero

なんだか僕がただNEU!を好きなだけなんじゃって感じもしてきたけれど、このルックスでこんな音楽をやっているところがきっと一番大事なポイント。例えば若き日のポール・マッカートニーがドイツでNEU!を見て音楽を始めた(時空がゆがんだ違う世界のハンブルグならそんなこともあるだろう)なんて思うと興奮してくるでしょ?(僕はビートルズ、君はNEU!、そんな感じで展開して行くと思ったのにな、がっかりだったよあの漫画)

だから早く新しい曲、他の曲も聞かせてくれっていうのがこの世界に暮らす僕の願いです。あぁなにか新しいことが起きそうな……そんな予感がする。

この瞬間が一番好き。何か始まりそうなこの空気、僕はそれを待っている。









2017/03/01

Hand Habitsとカフェイン過剰の僕のたわごと

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Hand Habits/Wildly Idle (Humble Before The Void)


ちょっとしたあきらめ。心地のいい絶望。アイロニカルな自己憐憫。
カフェでよくかかっていて欲しい音楽を聞く男、たぶんそいつに僕はなっている、そんなちっぽけな自尊心をみたしてくれる素晴らしい音楽。甘すぎず暗すぎなくて午後のアンニュイな時間をこれでもかと飾り立てる(しかしさりげく)。オレンジ色が混じり始めた日の中で晩ご飯のことをちょっと考え、頬杖をついていた手を崩しコーヒーをおかわりし目を閉じそうして僕はまた考える。




あぁまたしても美人だ……。こんな音楽をやっているから美人なのか?美人だからこんな音楽が出来上がるのか?そうやって僕は再び哲学的な問いに逃げ込んでしまう(そこにあるのは答えの出ない気持ち良さ)。しかしはっきりしているのはそのおかげで音楽の説得力が何倍も出ているって事。人を見た目で判断してはいけないが目は口ほどにものを言う、そこにメロディがくっついているんだからなおさらだ。

つまり深く心に突き刺さる。ズシンと沈み込むような重さはないが確かな実体がそこにはあって、質量を持った残像として僕の目の前に現れる。手を伸ばせば触れられような気がするけれど掴めない、心地のいい幻、消えないミルクの泡の悲しみ、そしてあきらめ。

読んでいる本がなんであれ、こんな音楽が流れるカフェで読書をしている人は信用できる、そんなたわごと、飲むぜ、泡ごと。悲しみを内包している苦みと甘さ、この複雑な味がカフェラテの魅力だと思わないかね、諸君?

ニック・ドレイクにエリオット・スミス、まぁ色々と名前が出るだろうけれど(僕の頭に浮かんだのはPigionsのLiasons)それらよりもやはりふわふわしているような気がする。いずれにしても素晴らしい。彼女の音楽がかかるカフェが近くにあるなら僕は毎日行く。あぁやはりたわごと。



Hand Habits - Demand It (Official Music Video)






2017/02/25

ベンタレブの移籍と若者と内なる戦い

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ベンタレブ、シャルケへの完全移籍決定。つまりレンタル後も帰ってこないってことだ。

でも驚きはない、去年の夏、レンタル移籍が発表された時すでにこうなることがわかっていたから覚悟はとっくにできていた。既定路線、最初からここまで使うかってくらいの起用方法から買い取りオプションに出場試合数が含まれているのも明らかだったし断続的なじわじわとしたショックは続いているかも知れないがそんなのきっとショックのうちにはいらない。

それよりも気になるのはなぜこのタイミングで発表したかってこと。規定の試合数を満たしたから?それにしたってシーズン終了までまたないで完全移籍が成立したって発表する意味は何だろう?シャルケがそれくらいにベンタレブに期待しているってことなのか?それとも夏にスパーズとの取引があってそのダシ、ついでみたいな扱いになるのを防ぐため?まぁいいや。期待度マックスってことにしておこう。




メイソン、キャロル、プリチャード、そしてベンタレブ、これでスパーズアカデミーのひとつの世代は完全に終わりを迎えた。結局生き残ったのはケイン、そしてローズだけだった。アカデミーからトップチームに所属して活躍する、端からみると一番簡単そうなルートに見えるけれどその実、そんな選手の割合は非常に低い(そんな選手他のチームでも少ないでしょ?)。2年連続20得点、ケインという特大の当たりを引いただけでも十分だと思わなければいけないけれど、愛着がある分アカデミー出身の選手が移籍するのを見るとなんとも言えない気持ちになる。

ベンタレブはメイソンと共にスパーズの未来になると思ったのにな。メイソンより若くテクニックがあるベンタレブ、19歳でデビューしてすぐに活躍して、これで期待するなって方が無理だった。でもそんな選手をあっさりと手放すのをみるときっとそこにプレー以外のなんらかの理由があったのだろう。一年調子が悪かっただけでキープもせず、びっくりするほどの好条件のオファーでもなく買い取りオプション付きのローン移籍で手放す、それが全てを物語っているような気がしてならない。もしそうだとしたらとても残念な話で、そしてとても難しい話でもある。

若い選手は何より試合に出たくレギュラーたり得る実力もあると自覚しているのにベンチでいるのは我慢ならない。一方監督はチーム全体、何年か後のことも含めて選手を管理し起用する。そこで衝突が起こった時、いったいどちらの意見を重視すればいいのだろう?

そんなことが起きたのか起きなかったのか知るよしもないが、いずれにしてもこの段階で放出するってことは何か起きたって考えるのが普通だろう。

ベンタレブの放出は仕方がないと受け入れているけれど、でもやっぱりもったいないって思いもある。けれど冷蔵庫で肉を腐らせるのはもっともったいない、だからつまりやっぱりこれで良かったってことなんだろう。メイソンもキャロルもプリチャードも、そしてベンタレブも。


2017/02/19

Jepeto Solutions / CE Schneider Topical Live 〜世界でいちばん優しい音楽〜

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CE Schneider Topical改めJepeto Solutions、そのライブはカジュアル感のあるラフな演奏でありながら(いやだからこそか?)曲の良さがより一層際立つ。単純にメロディが良くて気持ちが良くて、それだけでもう素晴らしい。

さすがにさらなるお昼寝感はないけれど、その代わりに体を揺さぶるリズムがある。Zach Phillipsのヴォーカル曲が加わったことで、なんていうかNHKの子供番組的な雰囲気も出てきた。歌のお兄さんとお姉さん、つまりはおかあさんといっしょ、鼻歌の最上級はやはり子守歌でもあってハンモックに揺れるノスタルジックフィーリングを連れてくる。あぁでもこの感じは絵本の読み聞かせのような気もしてきたぞ……zzz




そう、やっぱり曲がいいんだって。何気ないのに凄くいい。買い物に行かないで冷蔵庫の中にあるものでおいしいおやつを作ってしまったようなそんな感じ。お金をかけてさぁ作るぞって気合いを入れるんじゃなくて、肩肘はらずにサラッと作ってしまったような感じで高いお菓子じゃないけれどこの手作り感がたまらない、香るバターの幸せと特別感。





いままで散々ピクニックだ、子守歌だ、お昼寝だとか色々言ってきたけれど結局のところ、僕がCE Schneider Topicalの音楽から感じていたのは日常の愛おしさなのかもしれない。新しく引っ越した先に置き忘れられていた誰かのアルバムの写真をこっそりのぞき見ているようなそんな感じでもあるし、眠る前にお母さんの子供の頃はね……ってお話をベッドの中で聞かせてもらっているようなそんな感じもする。

そこで僕は気がついた。「世界でいちばん優しい音楽」そうだ、たぶん最初に聞いた時から頭に浮かんでいたのは小沢真理のこの漫画のイメージだったんだ。




シングルマザーのスウと娘ののんのん、二人で暮らす幸せな日常は夢物語だけれど落ち込んだり打ちひしがれたり感情の流れがリアルで現実の厳しさもしっかりあってだからこそどこかにあるかもしれない夢物語として素敵に輝き、愛おしさが溢れだす。

現実と地続きのおとぎ話、それはまったくCE Schneider Topicalも同じで夢見心地なだけでは決してなく、だからこそCE Schneider Topicalの音楽は世界でいちばん優しい音楽って言いたくなったりするんだろう。口に出すのはちょっと恥ずかしいけれど、でも本当にそうなんじゃないかってそう思う。優しさは甘さだけでは決して感じられない。

隣の部屋から聞こえてくる子供を寝かしつけるための絵本を読む声、それこそが僕にとっての世界でいちばん優しい音楽。そしてそれがこれだと言ってみたいそんな気分。

できることならば引き出しに入れたこのカセットを20年後か30年後にどこかの誰かに発見してもらいたい。そうやってそれこそ絵本のように受け継がれていってもらいたいって思うような素敵な音楽。そんなことをハンモックに揺られながら考える。これは世界でいちばん優しい音楽。













2017/02/14

Jenny hvalと理性的なおかしな人

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アストロホールで見たJenny hvalはとても魅力的な人だった。
まぁでもまずはこれを見て欲しい。


Jenny Hval performs "Conceptual Romance" | Pitchfork Music Festival 2016


こんなパフォーマンスをする人がまともに見えるだろうか?
そしてこんな曲を歌っている人が?


Jenny Hval performs "Kingsize" | Pitchfork Music Festival 2016


でも正直、ライブはちょっとがっかりだった。なぜならこのパフォーマーの女性二人がいなかったから。予算の関係で仕方がなかったのかもしれないけれど、音に加えてこういうパフォーマンスこそJenny hvalだって勝手に思っていたからちょっと残念だった。加えて寝転がるアクションを多用するスタイルのJenny hvalだから途中見えにくいところもあって没入感がそがれたっていうのもあるのかもしれない(これはもうアストロホールの構造上の問題だけれど寝っ転がるアクションには向いてないよね、ステージが低いから)。

ただやっぱり凄さの片鱗を感じさせるオーラのあるさすがのステージングではあった。 言うならばのJenny hvalの原型とかそういう感じ。本来ならばここから色んなものが肉付いていくんだろうなって。トーンの貼っていない漫画のようなそんな物足りなさ。

でもJenny hvalを見られて本当に良かったって思いもある。Jenny hval本人は想像していたよりもずっと小柄で(170cmくらいあると思ってたのに)チャーミングだった。そして驚いたのが本当にいい人そうだったってこと。

物販のところで喋っているのをちょっと見かけたけれど、物腰が柔らかくて可愛らしい人って感じでこれは印象がだいぶ変わった。でもよく考えたら歌声だけ聞くとかわいいって感じだもんな〜こっちが本当のJenny hvalなのかもしれない。根っこはまともでおかしいのは表面だけなのかも。

それで思い出したのはInga Copelandのこと。



まぁDean Bluntが素晴らしくふざけた人だっていうのもたぶんにあるのかもしれないけれど、でもInga Copelandもパフォーマンスを見る限り負けてはいない。

だけどその実凄く理性的な人で、Jenny hvalもそうだけれどこういう一見するとイッちゃっている人ほどまともで自分のやっていることをちゃんと自覚していて、だからこそ表現したいこともはっきりしているんじゃないかなって思う。

Jenny hvalにしてもInga Copelandにしても頭の良さそうな感じが凄くするし、もしかしたらピカソは基礎がしっかりしているからこそみたいな話なのかもしれない。しっかりとした考えが根底にあるからこそこういう前衛的なパフォーマンスができるってそういう話、Jenny hvalちょっとビート詩人みたいだなって思ったし。

それこそ飾り気のない原型みたいなライブだったからより一層それが浮き彫りになっのかも。

Jenny hvalは人間的な魅力に溢れる人だなっていうのがライブを見て思ったこと。ただのおかしな人ではない、おかしな人ほど理性的、これは本当に印象変わった。